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今日も昨日に増して澄み切った秋空で爽快だった。 一人は、昨日購入した “音楽の友” 創刊 801 号 にも載っていたが、いま注目すべき "旬" なピアニストとしても最も高く評価されていたピアニストで、俺のお気に入りのピアニスト、Piotr Anderszewski ピオトル・アンデルシェフスキ。ポーランド人とハンガリー人の両親のもと、ポーランド・ワルシャワ生まれのピアニスト。この 6 月にあの Bruno Monsaingeon によるドキュメンタリ DVD "Voyageur intranquille" (Unquiet Traveller) が出たので購入したが、とても楽しいつくりになっている。ワルシャワからブダペストまでの列車の中にピアノを持ち込み、そこで語りや演奏、そしてパーティまでが繰り広げられるのだ。 曲はバッハやシューマン、シマノフスキ、そしてブラームスのピアノ協奏曲までさまざま。それにしても、ポーランド語やハンガリー語はもちろん、sister とは フランス語で話していたし、彼自身によるナレーションは当然ながら英語まである。Paris, London, Los Angeles などさまざまなところに住んでいたようで、かなり cosmopolitan なピアニストである。印象的だったのは、Schumann の Gesange der Fruhe 暁の歌、これってあまりコンサートで演奏されることもなく、録音されることもないんだけど良い曲だよね。俺は Pollini の CD でよく聴いていたけど、Piotr のような弾き方を聴くとだいぶ違って聴こえて新鮮だった。 それにしても Piotr って色々なことに コダワリ のようなものがあって、見ていて Glenn Gould と重なってしまった。Bruno Monsaingeon 監督によるものだったから、そのようになったのか、本当に Glenn と似たところがあるのかわからないけど…。 そう、俺が大好きなもう一人のピアニスト、それは Glenn Gould. もうピアニストという域を超え、哲学者のように俺は思っているが、Goldberg Variations や Well-Tempered Clavier などバッハのピアノ曲については、彼以外の演奏はもう聴いていられないようになっている。3 年ほど前に出た Bruno Monsaingeon のドキュメンタリ DVD "Glenn Gould: Hereafer" を今でもたまに観るが、彼の生きざまがよく描かれている。Ontario の紅葉も美しい。Gould の DVD はいくつも出ているけど、これが一番だと思う。 昨日書いた Oistrakh, そして Richter, Gould などのような 歴史に残るようなヴァイオリニストやピアニストというのは、最近あまり見られなくなってきている。時代がデジタル化されてしまったこともその要因かも知れない。でも、技術的に高度で音楽性に富み、才能溢れる若いアーティストはたくさんいるのだから、どんどんと飛躍していく姿が見たい。 そんな意味でも、昨日書いたヴァイオリニスト Ryu Goto も ピアニスト Piotr Anderszewski もこれからがさらに楽しみである。 |
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